そこはかとなく、いじらしく。
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散文詩:黄色いガーベラで埋め尽くしてくれ

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なんかもう、あーあって感じ

髪も切らなくちゃいけないし

爪も伸びてきている

めんどくさいなあ

朝なんて来なければいいのに

さっき飲みたかったから淹れたのに

紅茶はもう冷めている

そうやって死んでいくんだろうな

 

もしも俺が死んだなら

きっと俺は死んだほうがいい

 

今度生まれてきたら

鏡を買おう

それで笑顔の練習をしよう

あーあ

笑う才能が無いから

こんな人生になっちゃったけど

柩の中は黄色いガーベラで埋め尽くしてくれ、なんて

誰に向かって言ってるんだか

 

きっと俺は死んだほうがいい

きっと俺は死んだほうがいい

 

ずれたままでいたかった

でも許してくれなかった

ふらふら歩いて

くらくら病んで

それが続いていくんだろう?

それが続いていくんだろう?

 

ゆらゆら抱いて

からから泣いた

続いていくんだろう?

 

やがて朝が来る

急げ急げ

 

朝が来る前に

 

俺が死んだなら

 

黄色いガーベラで埋め尽くしてくれよ

キューバリバーとハンバーガー

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愛すべきものはない なんにもない

ただ思うばかり

そう、揺ぎはない 他聞もない

ただ信じるために

キューバリバーとハンバーガー

そいつがあれば生きていけるって

青春してる老いぼれに 我は問う

 

メメントモリ

だから

理性だけじゃ人間じゃない

 

安心してる君の目に なにが映る?

そうやって冷めたふりして

しゃっくりの出るひとり酒は

もうやめにしよう

 

メメントモリ

だけど

今日はもう寝てしまおう

 

キューバリバーとハンバーガー

あるいは

ハイネケンでもOK

散文詩:幸せの黄色いブランコ

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君のその

細くて 優しい

指先が

僕の髪をくすぐる

 

「絶望するなんて簡単よ。目を閉じればいいだけなんだから」

 

泣いている

僕に 君はそう

言った

僕は鼻をすすって笑った

 

いつか

君は 言った

君の夢のこと

叶えてみせるって

 

だけど

いまは 君

泣いている

もうダメかもしれないって

 

黄色いブランコで

ふたり

ゆらゆら 揺れながら

 

きっと君の未来はやってくるって

言ってやるよ

 

君のその

細くて 優しい

指先が

僕の髪をくすぐる

 

きっと君の未来は輝いてるって

言ってやるよ

 

だからほら

涙拭いて 顔上げて

まぼろしでも

笑顔を見せてくれよ

 

黄色いブランコで

ふたり

ゆらゆら 揺れながら

 

明日はきっと今日よりマシさ

あさってはきっと今日よりずっといい

来年はきっと最高の一年さ

その先ずっと これからきっと

輝いてるって

 

言ってやるよ

散文詩:ヴィヴィアン・ウエストウッドよ永遠に

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なあ、パンクス

騙された気分はどうだい?

あいつは全部わかってたんだ

そりゃ空しくもなるよな

城のてっぺんにまで登らされて

挙句の果てには ハシゴを外されて

それでも

あいつはわかってたんだ

 

どうにでもなれ

やぶれかぶれでも 笑っていようぜ

ストロベリー・フィールズまで逃げることはない

気に入らなければ 唾を吐いて そこから去ればいい

ヴィヴィアン・ウエストウッドの夢

 

なんにもない

なすすべもない それでも笑っていようぜ

なあ、パンクス 友人が悪い女に引っかかったみたいに

恋は止められない それは悪いことじゃない だけど……だけど……

ヴィヴィアン・ウエストウッドの夢

 

反逆とエレガンス

いつまで寝ているつもりだ? 顔を上げろよ

美しく立ち向かうのさ いつかのあいつみたいに

負け戦でもいい 最後に笑えれば それだけでいい

胸を張って ちっぽけなプライドを胸に

ヴィヴィアン・ウエストウッドよ永遠に

散文詩:思いつく限りのすべての間違い

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カティーサークがそろそろ無くなる

眠気は来ない

何十回と観た映画を流しながら

ボトルに口をつける

鳥たちは夜空を羽ばたき

星になって消えた

だけど誰もそんなこと気にしちゃいない

やめそこなった人生

転がり落ちていく 為すすべもなく

抗う気力はとうに失せた

ときおり現れる強い不信感を

はねのける力も残っていない

愛に満ちたこの世界で

からっぽのブルースが風に溶けていく

カティーサークが無くなった

新しいウイスキーを取りに行こうと

立ち上がったら目眩がした

俺は便所で吐いた

恋も涙も純情も すべて吐き出した

カナディアンクラブを開ける

やがて映画も終わるだろう

そのころには寝ているだろう

朝になれば

きっと俺にだって太陽はやってくる

それを受け入れるかは別として

散文詩:やがて花も散るように

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予定調和の海の中で

僕はイワシになって泳いでいる

太陽が

水面をコバルト色に染めている

 

ああ、そうかい

もう、いいのかい

 

これもまた予定通り

でもちょっとだけ

期待していたのにな

 

悲しみはない

イワシは涙を流さない

でもなんかちょっと

 

やがて消えゆく蝋燭の火のように

諸行無常の波が襲いかかる

 

これでいいんだ

結局

こびりつく不信感は

払いのけられぬままだった

 

やがて海は凍りついた

僕は身動きがとれない

コバルトに縛られ

自分の運命を悟る

 

すべては夢か幻か

やがて花も散るように

イワシは動くのをやめた