そこはかとなく、いじらしく。
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「おひとりさまクリスマス」のすすめ
JUGEMテーマ:日記・一般


さて、聖夜をいかがおすごしでしょうか。

恋人たちは、今夜起こる奇跡を待っているこのごろ、僕はブログを書いています。

ビッキー・ホリディです。



クリスマス・イヴですね。

リア充たちが笑い、非リア充たちが猛る今日ですが、いい加減恋人たちをひがむのも、男たちで騒ぐのも飽きた僕としては、「むしろ『おひとりさま』でクリスマスを楽しもう!」と思い立ったわけです。

別にクリスマスは恋人たちだけのイベントではありません。独り身だって楽しめるわけですよ。

恋人たちをやんやとひがむのはよくないです。我々は我々で楽しめばいいんです。「栄光ある孤立」を胸に、僕はクリスマスを満喫してきました。



副主任の粋な計らい(余計なお世話とも言う)で、今日この日が休みだった僕は、原宿へ行ってきました。

若者の街、原宿です。

これはシラフではいけないぞ、と思い、地元でお昼ご飯にカレーを食べながらハイネケンを飲み、いざくりだしたわけです。

くりだしたはいいものの、原宿なんてめったに行かないのでなにがなんだかわかりません。降り立つとそこは服屋ばかりで、いったいどこを覗けばいいのかすらもわからずに、ただ茫然としていました。

冷静さを失いかけてる頭で、今日買う予定のものを挙げ、それを置いていそうな雰囲気の服屋をちょいちょいと冷やかしていきました。



2、3件目でしょうか。僕はいい感じのコートを探していたので、コートを物色していると店員さんに話しかけられました。

ウオオ、これが原宿名物「キョウハナニヲオサガシデショウカ」か!!くぅーっ!!本場はやっぱり違うぜ!!

と脳内でいい感じにテンパりながらも返事をしようと店員さんを見ると、



すげえかわいい。



ちょっと待って!!ナンパする相手ショップ店員ちょっとブスなくらいがちょうどいいんだから!!

だって、そんなかわいいと好きになっちゃうよ!!

うおお、どうしよう、と思いながらもあくまで紳士的にこうこうこういうものを探してるんですよーと言うと、いろいろと見せてくれました。

僕はコートを探していたのですが、なぜか店員さんはストール(←最近覚えた単語です)もすすめてきて、「どうやって巻けばいいのかわからない」と言うと、なんと巻いてくれました。近い近い近い近い!!これは今日知り合った者同士の距離じゃないよ!!もっと段階を踏んで、ほら、お友達から始めましょうよ!!

結局、コートだけを買い、店を出ました。インナーもすすめられましたが、それを振り切ってコートだけを買いました。そしてなぜか僕は申し訳ない気持ちで店を後にするのでした。



店を出た僕は、もう喉がカラカラでした。どれだけ緊張してたんだ。

それから今度はジーンズを買いに歩き出しました。別にジーンズでなくてもズボン、あ、パンツであればなんでもよかったのですが、とりあえず無難かな、とジーンズを求めました。

店に入ると、処分セールでもやってたのか、半ばヤケクソとも思える値引きをしていました。

その店で、試着をお願いしようと声をかけたらお客さんだったというベタなボケをかましつつ、いい感じのを買いました。

予算を大幅に下回る額でほしいものが手に入りました。せっかくなのでほかにもなにか買おうかなと思い、あちこちをウロウロしました。



で、結局、さっきのかわいい店員さんの店でストールを買いました。

「お帰りなさい」とか言われるし。やめろよ、そういうのよくないよ!!



せっかく買ったので着てみたいと思い、公衆便所で着替えました。なにこれすげえあったかい

いままで着てた服はなんだったんだってくらい暖かかったです。

これはいい買い物ができたとホクホクしながら地元へ帰りました。

まだ夜は始まったばかりだったので、このまま帰るのもつまらないと思い、バーでお酒を飲みつつ本を読み、いい気持ちで帰ったわけです。



道行く人たちはみな幸せそうでしたが、そんなものは僕には関係ありません。

おひとりさまクリスマス。ひとり居酒屋、ひとり焼き肉があるならば、ひとりクリスマスもあってはいいのではないでしょうか。

ではみなさん、メリー・クリスマス。